生理中に性交渉を持つ生活習慣が抗精子抗体形成に関与する?

2014年12月記

「抗精子抗体」が形成されるメカニズムは今の所不明

「精子」は、女性にとってはバリバリの「異物」であるわけです。
精子に暴露して、抗精子抗体が形成されるほうが自然な反応のように感じます。
でも、確かに性交渉によって精子に暴露しても、抗精子抗体を形成しない人もいる。
この、抗精子抗体を形成する/しないの差はいったい何なんでしょうか?
この答えは実はいまだによくわかっていません。

例えば

によると、ある特定のHLA(簡単にいうと、持って生まれた遺伝的体質と理解してもらっても、大きな間違いはないです)に関連しているのではないか?などという報告もあるようです。

そんな中、なかなか興味深い論文が2014年発表されていました。

です。以下論旨。

ということです。
で、この考察では、月経中=低エストロゲン(+プロゲステロン)の状態が、女性生殖管内における異物暴露への防御システムの低下と関連しているのだろう、と記載されています。

まあ、単純に想像するに有り得る話ですよね。
そんなわけで、月経中に性交渉を持つこと自体は、悪くは無いと考えますが、コンドームを使うなりして、「精子に暴露しないように」気を付けて楽しむことを、本HPの推奨としたいと思います。

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