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排卵惹起Ovulation Trigger

hCG/GnRHアナログでTrigger、その意味は?その効果は?

不妊治療の現場で日常行われている光景として、卵胞チェックを行い、
「○mmの卵胞が育っています」
「注射を打って(あるいは点鼻薬で)排卵させましょう」
「約36時間後に排卵が起こります。」
というシーンがあります。
で、この排卵に合わせて何かをしよう、というわけです。
タイミング療法なら性交渉を、人工授精なら注入を、体外受精ならその直前に採卵を。

このように、排卵を惹起させることを「トリガー」と呼んでいます。
確かに、治療を行っていくうえで絶対必要なシーンが多いですが、必ずしも絶対必要でない場合もあります。
例えば、タイミング療法時のhCG注射。
放っておけば、いずれ自然にLHサージがかかり排卵するわけです。
なのにhCGで人工的に排卵させる意義はどこにあるのか?
それは本当に妊娠率を上昇させているのか?
本ページではこの点を考察していきたいと思います。

管理人注:『排卵惹起』という言葉は正確な用語ではありません。僕の造語です。

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